【ジオツアー】(山行レベル:体力度7/難易度C)
涸沢から奥穂高岳へブラタムラ
~槍穂高連峰の生い立ちを解き明かす~
氷河が作った涸沢の地形
紅葉の見頃には登山者でごった返す涸沢。実はこの景色、氷河を抜きにしては語れません。氷河はどのように流れ、どのような置き土産を涸沢に残していったのでしょうか。風景や堆積物から読み解いていきましょう。
槍穂高はカルデラ火山だった!?
槍穂高の山々はもともとはカルデラ火山だったとご存じですか??今の姿からは全く想像できないことですが、足もとの岩にはその証拠がたくさんあります。
景色や足もとの証拠を読み解く感動体験をぜひ!
目の前の景色、足もとの石にはそんな秘密が眠っていますが、それには知識が必要。。。難しく思われがちな地質や地形の知識も担当ガイドが一からていねいに説明していきます。担当ガイドも若き日に味わった「目から鱗の体験」をぜひあなたも感じてみてください。
涸沢カールには氷河の痕跡がたくさん残っています。
帰りのパノラマコースからは涸沢カールを一望できます。
足もとの石に秘められた山の歴史を丁寧に紐解いていきます。
「(石の)違いのわかる人」を目指せ!
日程
9月7日(土)~9日(月) 山小屋泊 2泊3日
集合
10:00 上高地インフォメーションセンター前(バスターミナル脇)
解散予定
15:00 上高地バスターミナル
行程
【1日目】
上高地インフォメーションセンター10:00―河童橋―明神―徳沢―横尾15:00
【2日目】
横尾―本谷橋―涸沢―穂高岳山荘―奥穂高岳―穂高岳山荘
【3日目】
穂高岳山荘―涸沢―屏風のコル―徳沢―明神―上高地バスターミナル
※当日までにパノラマコースが開通しない場合には、涸沢からは横尾経由で下山します。
※行程は標準コースタイムよりもかなり余裕を持たせてありますが、歩くペースがゆっくりなのではなく、地質や地形の観察のため時間を取っているためです。
※解散時刻はなるべく予定通りになるように努めますが、やむを得ない理由で過ぎる場合があります。ご承知おきください。
屏風岩
もろいはずの岩石がなぜ岩壁になった??
ジャンダルムの岩はなんで縦に割れている?
参加費
48,000円(税込)
※参加費にはガイド料、ガイド経費、保険代、資料代が含まれています。
※お客様ご自身の集合場所までの交通費、昼食代、宿泊費は別途必要となります。
募集人数
3名様より催行、定員5名様 ※定員になり次第締め切り
※お申し込みはページ下方からリンクしている申込みフォームからお願いします。↓
参加条件
1日に標高差1500m程度の行程を標準コースタイムで歩ける方
岩場歩きの経験のある方
高所恐怖症でない方
ただ登りたいだけでなく、山の地質や地形に興味のある方
装備、持ち物
登山靴・ 靴下、雨具、防寒具、帽子、行動食、非常食、飲物、ヘッドランプ(電池も)、着替え、ヘルメット、洗面用具、ザック 等
※ヘルメットは涸沢で借りることもできます(有料)。
※ご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。
留意事項
スケジュール、コースは天候などにより変更・中止になることがあります。
当日体調が悪い方はご参加いただけません。
ご不明な点がありましたらお問い合わせ下さい。
ガイド紹介
田村茂樹
北アルプスを歩きまくって山々の成り立ちを解き明かしてきた信州大学名誉教授の原山智氏の研究を大学在学時に知り、地質学に目覚める。研究者への道は断念したが、ガイドになってからは地質や地形の面白さを多くの方に知ってもらうべく奮闘中。山伏、猟師など様々な角度から山に関わり、街道歩きからバリエーションルートや雪山登山にバックカントリースキーまで、幅広くガイド活動を行っている。