富士山と同じように、見えるとついつい嬉しくなってしまう槍ヶ岳。いったいどのようにできたのでしょうか。
槍ヶ岳だけでなく、そこまでの道のりの中にも、今の槍ヶ岳や穂高岳がどのようにできたかを解く鍵がたくさん詰まっています。そう、これまで何気なく歩いていた足もと、何気なく見ていた景色の中にも。さあ、あなたもその秘密を探りに行ってみませんか?
もちろん、地質や地形のことは最初からわからなくてもOK。一からていねいに解説していきます。担当ガイドも若き日に味わった「目から鱗の体験」をぜひあなたも感じてみてください。
・初秋の北アルプス槍ヶ岳を舞台にやまたみオリジナルのジオツアー!
・専門知識を身につけたやまたみのジオガイドが丁寧にわかりやすくご説明します。
・もちろん地学の基本知識はなくてもOKです。
槍ヶ岳はピサの斜塔のように傾いている⁉
グリーンバンド下の水場
ここで水が湧くのも氷河と大きな関係があるのです。
槍ヶ岳山荘の土台は約3億年前の岩石!
2023年8月31日(木)~9月3日(日) 山小屋泊 3泊4日
9:00 上高地インフォメーションセンター前(バスターミナル脇)
11:00 上高地バスターミナル
【1日目】
上高地インフォメーションセンター9:00―河童橋―明神―徳沢―横尾―槍沢ロッジ15:00
【2日目】
槍沢6:00―ババ平―水俣乗越分岐―天狗原分岐9:30―グリーンバンド―坊主岩小屋―槍ヶ岳山荘13:00―槍ヶ岳―槍ヶ岳山荘14:30
【3日目】
槍ヶ岳山荘6:00―南岳―南岳小屋9:00―獅子岩下―南岳小屋10:30―南岳―天狗原(氷河公園)13:00―天狗原分岐―ババ平―槍沢ロッジ15:00
【4日目】
槍沢ロッジ6:00―横尾7:30―徳沢―明神―上高地バスターミナル11:00
※行程は標準コースタイムよりもかなり余裕を持たせてありますが、これは地質や地形の観察のためです。
※解散時刻はなるべく予定通りになるように努めますが、やむを得ない理由で過ぎる場合があります。ご承知おきください。
天狗池から望む槍ヶ岳
天狗原や槍沢には氷河の痕跡がいっぱいです。
氷河が運んできた岩が積み重なってできた坊主の岩小屋
そして、槍ヶ岳と笠ヶ岳を結ぶ2つの縁とは?
槍穂高連峰は傾いている!?
槍ヶ岳は氷河に削られた!?削られた岩石はどこにある?
坊主の岩小屋を形作った偶然とは?
槍穂高連峰はカルデラ火山だった!?当時のカルデラの中を見に行こう!
グリーンバンドも天狗池も、あれもこれも氷河の置き土産だったとは!
※9/8-10の穂高岳もご参加いただくとより理解が深まって面白くなります。ぜひご検討ください。
55,000円(税込)
※参加費にはガイド代、ガイド経費、保険代、資料代が含まれています。
※お客様ご自身の集合場所までの交通費、昼食代、宿泊費は別途必要となります。
4名様より催行、定員6名 ※残席少
※お申し込みはページ下方からリンクしている申込みフォームからお願いします。↓
1日に標高差1500m程度の行程を標準コースタイムで歩ける方
岩場歩きの経験のある方
高所恐怖症でない方
ただ登りたいだけでなく、山の地質や地形に興味のある方
登山靴・ 靴下、雨具、防寒具、帽子、行動食、非常食、飲物、ヘッドランプ(電池も)、着替え、ヘルメット、洗面用具、ザック
※ヘルメットのレンタルご希望の方は事前にお申し出ください(有料)。
※ご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。
お申込み締め切り日:8月25日
最終催行可否決定日:8月19日
スケジュール、コースは天候などにより変更・中止になることがあります。
天気予報により、集合時間が早目になる場合がございます。その際は参加の可否を事前に確認致します。
2週間以内にご本人および同居家族の新型コロナウイルス感染が疑われる方、当日37.5℃以上の発熱や感染が疑われる症状がある方、体調が悪い方はご参加いただけません。
ご不明な点がありましたらお問い合わせ下さい。
田村茂樹
信州大学名誉教授の原山智氏の研究を大学在学時に知り、地質学に目覚める。研究者への道は断念したが、ガイドになってからは地質や地形の面白さを多くの方に知ってもらうべく奮闘中。山伏、猟師など様々な角度から山に関わり、街道歩きからバリエーションルートや雪山登山にバックカントリースキーまで、幅広くガイド活動を行っている。