紅葉の見頃には登山者でごった返す涸沢。実はこの景色、氷河を抜きにしては語れません。氷河はどのように流れ、どのような置き土産を涸沢に残していったのでしょうか。風景や堆積物から読み解いていきましょう。
槍穂高の山々はもともとはカルデラ火山だったとご存じですか??今の姿からは全く想像できないことですが、足もとの岩にはその証拠がたくさんあります。
目の前の景色、足もとの石にはそんな秘密が眠っていますが、それには知識が必要。。。難しく思われがちな地質や地形の知識を担当ガイドが一からていねいに説明していきます。担当ガイドも若き日に味わった「目から鱗の体験」をぜひあなたも感じてみてください。
・初秋の北アルプス北穂高岳を舞台にやまたみオリジナルのジオツアー!
・専門知識を身につけたやまたみのジオガイドが丁寧にわかりやすくご説明します。
・もちろん地学の基本知識はなくてもOKです。
涸沢カール
氷河の痕跡がたくさん残っています。今回は右上の北穂高岳を目指します。
足もとに転がっている石に詰まっている山の歴史を丁寧に紐解いていきます
屏風岩
もろいはずの岩石がなぜ岩壁になった?
2023年9月8日(金)~10日(日) 山小屋泊 2泊3日
10:00 上高地インフォメーションセンター前(バスターミナル脇)
15:00 上高地バスターミナル
【1日目】
上高地インフォメーションセンター10:00―河童橋―明神―徳沢―横尾15:00
【2日目】
横尾6:00―本谷橋―涸沢11:00―北穂高岳―北穂高小屋14:30
【3日目】
北穂高岳小屋6:00―涸沢8:00―本谷橋9:30―横尾11:00―上高地バスターミナル15:00
※行程は標準コースタイムよりもかなり余裕を持たせてありますが、これは地質や地形の観察のためです。
※解散時刻はなるべく予定通りになるように努めますが、やむを得ない理由で過ぎる場合があります。ご承知おきください。
北穂高小屋から望む槍ヶ岳と南岳
カルデラ火山の中身が山のてっぺんで見えている??
前穂高岳北尾根と涸沢カール
涸沢ヒュッテがなぜここにあるかも氷河と関係あり!
槍穂高連峰は傾いている!?
槍穂高連峰はカルデラ火山だった!?当時のカルデラの中を見に行こう!
あれも!これも!涸沢の景色は氷河の賜物!?
屏風岩はなぜ岩壁になった?
※8/31-9/3の槍ヶ岳もご参加いただくとより理解が深まって面白くなります。ぜひご検討ください。
40,000円(税込)
※参加費にはガイド代、ガイド経費、保険代、資料代が含まれています。
※お客様ご自身の集合場所までの交通費、昼食代、宿泊費は別途必要となります。
4名様より催行、定員6名 ※先着順。定員になり次第締め切り。
※お申し込みはページ下方からリンクしている申込みフォームからお願いします。↓
1日に標高差1500m程度の行程を標準コースタイムで歩ける方
岩場歩きの経験のある方
高所恐怖症でない方
ただ登りたいだけでなく、山の地質や地形に興味のある方
登山靴・ 靴下、雨具、防寒具、帽子、行動食、非常食、飲物、ヘッドランプ(電池も)、着替え、ヘルメット、洗面用具、ザック
※ヘルメットは涸沢で借りることもできます(有料)。
※ご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。
お申込み締め切り日:9月4日
最終催行可否決定日:8月25日
スケジュール、コースは天候などにより変更・中止になることがあります。
天気予報により、集合時間が早目になる場合がございます。その際は参加の可否を事前に確認致します。
2週間以内にご本人および同居家族の新型コロナウイルス感染が疑われる方、当日37.5℃以上の発熱や感染が疑われる症状がある方、体調が悪い方はご参加いただけません。
ご不明な点がありましたらお問い合わせ下さい。
田村茂樹
信州大学名誉教授の原山智氏の研究を大学在学時に知り、地質学に目覚める。研究者への道は断念したが、ガイドになってからは地質や地形の面白さを多くの方に知ってもらうべく奮闘中。山伏、猟師など様々な角度から山に関わり、街道歩きからバリエーションルートや雪山登山にバックカントリースキーまで、幅広くガイド活動を行っている。