Karasawa Geo-tour

【ジオツアー】(山行レベル:体力度3/難易度B) 

残雪の北アルプス

涸沢ジオツアー

20230513-14

北アルプスの地質研究の第一人者原山智先生と歩きます。

北アルプス槍穂高連峰一帯や高山帯に広く分布する「氷河地形」。

カール、モレーン、擦痕(さっこん)など地学の教科書で見たこと聞いたことある方は多いと思いますが、それらはどのようにしてできたのでしょうか?

氷河期の槍穂高連峰はいったいどんな様子だったのでしょうか?

氷河期の頃の涸沢にタイムスリップ!?

5月といえど豊富な残雪に覆われた涸沢カールを訪れ、残雪を氷河に見立てて氷河地形の成り立ちを学びます。残雪の涸沢ジオツアーです。

百聞は一見に如かず!

槍穂高連峰や上高地の成り立ちを長年に亘って解き明かしてきた信州大学名誉教授の原山智先生と歩きます。

残雪の北アルプス やまたみオリジナルのジオツアー!

・原山先生と共に穂高連峰の地形・地質の魅力をたっぷり味わうまたとない機会です。

・安心・安全のためにやまたみガイドが同行!

5月の上高地

新緑と残雪の穂高連峰のコラボが美しい季節です。

屏風の孫岩

屏風岩から落ちてきたと思われたのが名前の由来ですが、実は南岳付近から約6万年前に氷河に乗って運ばれてきました。

横尾の岩小屋

これらの岩石も南岳付近から氷河に乗ってやってきました。氷河が融けるときに積み重なって中に空洞ができたのです。

残雪に覆われた涸沢を行く

この豊富な残雪を氷河に見立てて氷河地形の成り立ちを学びます。カール(圏谷)、モレーン(堆石丘)などこれらはすべて氷河によって作られた⁉

日程

2023513日()14日()  山小屋泊 1泊2日

集合

上高地ビジターセンター(河童橋の上流約100m)朝7:00

解散

上高地ビジターセンター(河童橋の上流約100m)14:00 

行程

1日目

上高地バスターミナル・・・横尾原山先生合流・・・原山先生のレクチャーを受けながら横尾谷~涸沢の雪渓を登る・・・涸沢ヒュッテ(泊)

2日目

涸沢カール内で原山先生のレクチャー・・・涸沢出発・・・往路を戻る・・・横尾(原山先生解散)・・・上高地下山後解散

※原山先生は横尾から合流し、横尾に下山後解散します。

5月といえど豊富な残雪に覆われる涸沢を目指します。アイゼン、ピッケル、防寒着などご用意ください。

※今回のツアーでは涸沢より上部には登りません。

氷河期にタイムスリップ!?

この豊富な残雪に覆われた様子が氷河期の真夏の様子に似ています。氷河期といえど1年中凍っていたわけではありません。年平均気温が現在より5~10℃低いのが氷河期です。

槍穂高連峰のジオサイトの面白さ

穂高連峰の雄大な景色、そこに息づく動植物も十分に魅力的ですが、ジオ(大地)の面白さも負けてはいません。槍穂高連峰はカルデラ火山だった!?スケールの大きさに度肝を抜かれることでしょう。約175万年前に噴火した穂高カルデラの外から中へ、さながら地底旅行をするつもりで山を歩く。6万年前と2万年前には稜線から四方に流れていた氷河の景観に思いを馳せる。想像力を逞しくして山に登れば、新たな発見に出会えることでしょう。

コース情報

1日目、7時間、標高差 ↑850m

2日目、7時間、標高差 850m

体力度 3 

難易度 B

参加費

 30,000円(税込)

※参加費にはガイド代、ガイド経費、山岳保険代、資料代が含まれています。

※集合場所までの交通費、昼食代、宿泊費(涸沢ヒュッテ1泊分 13,000円)が別途必要となります。 

募集人数

5名様より催行、定員10  ※先着順。定員になり次第締め切り。

※3/22現在、催行決定しました。

※お申し込みはページ下方からリンクしている申込みフォームからお願いします。↓

参加条件

装備、持ち物

【服装】行動着、防寒着、下着(速乾性のある化繊の物)、靴下、帽子、手袋

【装備・持ち物】登山靴(防水・ハイカット)、レインウェア(登山用上下セパレート)、アイゼン(10本爪程度を推奨)、ピッケル、地図、コンパス、双眼鏡(持っている方)、ストックスパッツ(必要に応じて)、ザックカバー、タオル、昼食、行動食、水(1.5リットル以上)、ヘッドライト、サングラス・日焼け止め・常備薬・虫除け(必要に応じて)、着替え・予備、洗面用具、ザック(これらのものが入るもの)、保険証

※ご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。 

※数に限りがありますが、ピッケルなどの装備のレンタルもあります。

お申込締切日と最終催行可否決定日

お申込締切日:2023428日()  

最終催行可否決定日:2022年428日(

注意事項

講 師:原山智先生プロフィール

上高地:ウエストン碑

世界一若い滝谷花崗閃緑岩と原山先生

本 名原山 (はらやま さとる)

職 名:信州大学名誉教授・理学部特任教授

所 属理学部・理学科地球学コース

学 位理学博士

専 門火成岩岩石学 (珪長質マグマ岩石学,

    火成活動史,造山論)

担当ガイド:田村茂樹、福田浩道